離乳食の卵の進め方
卵は食物アレルギーの原因になりやすい食材の1つです。
離乳食では初めての食材は1種類ずつあげていきますが、卵を初めてあげる際には注意が必要です。
今回は卵の進め方についてまとめていきます。
いつから始める?
卵は離乳食を開始し、おかゆ、野菜などに慣れ、豆腐や白身魚などのタンパク質を取るようになってから挑戦しましょう。
もしアレルギー反応が出たら?
アレルギーの原因となるアレルゲンは卵黄よりも卵白に多く含まれます。
卵は十分に加熱処理をすることでアレルギー反応が出にくくなります。
もし、アレルギーと思われる反応が出たら、自己判断せずすぐに病院を受診してくださいね。
進め方
最初は固茹でした耳かき1杯程度の卵黄から始めましょう。
離乳食中期に卵黄1個〜全卵1/3個、離乳食後期には全卵1/2個、離乳食完了期に全卵1/2〜2・3個を食べられるよう進めていきます。
卵アレルギーのほとんどは食後すぐに症状がではじめます。食べたあと、口周りや体に発疹がないか、皮膚の赤みがないかを確認してくださいね。
【卵黄の進め方】
熱湯で20分茹でた卵から卵黄を取り出し、半分に割って卵黄中心部から少しすくい取ります。
初日は耳かき1杯、翌日は2杯と様子をみながら卵黄1個分食べられるようにしていきます。
卵黄はパサパサとして食べづらいため冷ましたお湯やおかゆ、野菜などに混ぜてトロトロの状態であげていきましょう。
【卵白の進め方】
卵白は卵黄1個食べられるようになってから始めます。
卵黄同様、熱湯で20分茹でた卵を耳かき1杯から試し、徐々に量を増やしていきます。
卵白に慣れてきたら卵黄と混ぜて全卵であげてみてくださいね。
分量が増えてきたら色んな卵料理を試してみましょう。
離乳食が完了する頃には全卵1/2〜2・3個を食べられるようになってきます。
注意点
卵は色んな料理に使われています。
卵アレルギーだった場合、少量の卵でもアレルギー反応が出ることがあります。
下記の食べ物には注意してくださいね。
- 食パン(卵を使用しているものもあるので注意が必要です)
- ちくわ
- ハムやベーコン、ウインナー
- かまぼこ
- 加工食品として「卵黄」「卵黄パウダー」「卵殻カルシウム」などの表記があるもの
- フライ・天ぷら・コロッケ等
商品の表記をよくみてお子さんにあげるようにしてくださいね。
まとめ
卵のアレルギーは出やすく、初めてあげるのには注意が必要です。
お子さんの様子をしっかりと観察しながらあげてみてくださいね。
卵黄アレルギーと診断されても、大きくなるうちに食べられるようになることも多いです。
アレルギー反応が出るととても不安ですが、病院の医師の指導のもとにアレルギーと向き合っていきましょうね。