離乳食の始め方
赤ちゃんが生まれて数ヶ月。授乳やオムツ替え、お風呂に入れたりと赤ちゃんとの生活に慣れてきたと思ったら次は離乳食。
何をどうすればいいのか分からず不安な人も多いと思います。
離乳食を始めるにあたって準備するものや何から初めて行けばいいのかなどまとめていきます。
目次
- 離乳食を始める前に
- 離乳食を始める時期
- 準備するもの
- 離乳食の進め方
離乳食を始める時期
離乳食を始める時期は一般的には5〜6ヶ月ごろと言われています。
5〜6ヶ月の間ならいつでもいいのかと言われればそういうわけでもありません。赤ちゃんそれぞれのタイミングがあります。
スタートする目安は
- 大人の食事に興味をもつ
- 口をもぐもぐさせたり、よだれの量が増えてくる
- 離乳食用スプーンを唇に当てても嫌がらない
こちらに当てはまれば赤ちゃんが離乳食を始める準備ができている合図と言えるでしょう。
始める時期は「早いほうがいい」や「遅いほうがいい」ということはありませんが、少なくとも4ヶ月以前は母乳や育児用ミルクが赤ちゃんにとって適しています。
また、毎日の生活に手一杯で離乳食を始める余裕がないなど様々な理由があると思いますが、7ヶ月ごろに遅れてしまっても大丈夫です。
無理せずに進めていきましょう。
離乳食を始める前に
赤ちゃんには生まれつき「哺乳反射」というものがあります。
スプーンなど異物が口に入ると押し返してしまうという反射で成長に伴い、なくなっていきますが離乳食を始める時にまだ哺乳反射が残っておりうまく食べることができない。なんてこともあります。
ですので、離乳食を始める前や始めたばかりには「スプーン遊び」を取り入れてみるのもいいと思います。
赤ちゃんにスプーンをおもちゃ代わりに持たせ、遊びとして舐めさせてみてください。
喉をつついたりしてしまうかもしれないので必ず目の届くところで行なってくださいね。
準備するもの
いざ離乳食を始める時何を準備すればいいのかわからないですよね。
用意するものを紹介します。
【最低限必要なもの】
- お食事エプロン
- ハンディブレンダー
- シリコンスプーン
- フリージングトレイ
- ベビーチェア
【あったら便利なもの】
- おかゆカップ
- キッチンハサミ
- 市販の裏ごし食材やベビーフード
【要らなかったもの】
- 離乳食本
- 百均の製氷機
- ベビー食器
- 離乳食調理セット
それぞれ紹介していきます。
【最低限必要なもの】
・お食事エプロン
離乳食の開始から毎食大活躍します。食べこぼしが多くなるのでストレスが軽減します。
洗い替えを含めて2つあると便利ですね。
お食事エプロンは様々なタイプがあり、それぞれメリットがあります。
・立体ポケットタイプ…固形や液体を受け止めてくれる・洗いやすい
・フラットポケットタイプ…携帯に便利。カビるためよく乾かさないといけない。
・スモックタイプ…上半身を完全防備するため、スタイが苦手な赤ちゃんにおすすめ。
・ハンディブレンダー
手に持って使えるミキサーのような道具です。
おかゆや蒸し野菜を丁度いい柔らかさに潰すことができます。
すり鉢や茶漉しを使う事もできますが、ハンディブレンダーを使うと10秒程度で終わるのでかなり時短になります。
ただ、1食分など少量作りたい場合はハンディブレンダーは使えないのですり鉢などが必要ですね。
ハンディブレンダーなら離乳食だけでなく、ポタージュやスムージーなど大人の食事にも使用できるためあって損はないと思います。
・シリコンスプーン
シリコンは着色汚れが付きやすいというデメリットもありますが、ドロドロの離乳食も綺麗にこそげ取ってくれるため大活躍します。
100均にもベビーコーナーに使いやすいシリコンスプーンも売っているのでおすすめです。
長く使うものでもないので100均で十分だと思います。
・フリージングトレイ
フリージングトレイは離乳食の冷凍保存に使う容器です。
毎食作るのは大変なため、一度に多く作って冷凍すると手間が省けますよね。
リッチェルのフリージングトレイを使用していましたが、冷凍食材が取り出しやすくおすすめです。
レンジ加熱が出来るものを選ぶと、蒸しパン作りにも使用出来ます。
・ベビーチェア
離乳食初期では抱っこをしながら食べることも出来ますが、安全に食事するにはいずれ必要なものになってきます。
安全に食事するためだけでなく座って食べる習慣づけや、姿勢をただし、よく噛む力を育てるためにもベビーチェアは必要といえます。
月齢や発達状況に合ったベビーチェアを使用してくださいね。
【あったら便利なもの】
・おかゆカップ
毎食鍋や炊飯器でおかゆを作るのは手間がかかるものですよね。
炊飯器やレンジ対応のもので蒸し野菜が同時に調理可能だったりするので便利です。
物によっては、1000円近いものもありますが、DAISOにもおかゆカップがあり、機能としては十分ですのでお得ですよ(^^)
・キッチンハサミ
離乳食から幼児食まで活躍してくれるのがキッチンハサミです。
大人の料理をとりわけ出来るようになると大活躍します。
麺を細かく切ったり、のりを一口サイズに切ったり、大人の料理を取り分ける際など、包丁とまな板を使うほどでもないなという時に使えます!
・市販の裏ごし食材やベビーフード
毎食手作りの離乳食を作るというのは理想ではありますが、現実はそうはいかないもの。
離乳食を作る時間がなかったり、疲れいて作れなかったりしますよね。
毎日使わなくても、できるだけ手作りでと思っていてもストックしておくだけで心の余裕が生まれます。
離乳食宅配サービスなどもあるのでチェックしてみるといいかもしれませんね。
【要らなかったもの】
・離乳食本
あって損はないかとは思いますが、今はネットで検索すれば数多くの情報を得ることが出来ます。
スマホのアプリで進め方のチェックや食べた食材を記録して残すことが出来るものもあるの私はそれで十分でした。
ネットは間違った情報もあるので本のほうが安心!という人は離乳食本はあったほうがいいかと思います。
・百均の製氷機
初めての離乳食では、離乳食の保存に「製氷機でいいじゃん!」と思い製氷機を使っていました。(どこかで製氷機が使えると見たから)
ですが実際使ってみるとカチコチで食材が取り出しにくく、すぐに離乳食用のフリージングトレイを買い直しました。
・ベビー食器
小さくてかわいいベビー食器は思わず買いたくなりますが、お家にある小皿や豆皿で十分です。
離乳食初期に使うようなものはすぐに使えなくなってしまうので、買うなら長く使える幼児期にも使えそうなものを買うのをおすすめします。
とはいえ、離乳食作りのモチベーションを上げてくれるアイテムでもあるので買うのもありだと思います。
・離乳食調理セット
離乳食を始めよう!とベビー用品店などを回ると目につくのが「離乳食調理セット」。
すり鉢や茶越しがセットになっていますが、私はハンディブレンダーばかり使っていたのですり鉢など一度も使っていません。
代用できるものがない場合や、アレルギーなどの心配から、ベビー専用の調理器具を用意したいという人はあったほうがいいと思います。
離乳食の進め方
いよいよ離乳食を始めよう!と思っても何からすればいいかわからないですよね。
まずは離乳食を始めるに当たって注意するポイントを紹介します。
- 1日1回から、ほぼ決まった時間に
- 初めての食材は平日の午前中に
離乳食は午前の授乳の時間に組み込みましょう。午後でも構いませんが、できるだけ毎日決まった時間に食べさせてあげましょう。
アレルギーが出たら病院へすぐに行くことが出来るよう午前中に固定することをオススメします。
・進め方
それでは進め方ですが、まずはおかゆから初めましょう。
最初は1日1回1さじ(離乳食用スプーン1さじ)から。すりつぶした10倍がゆから初めて、少しづつ量を増やしていきます。
うんちの状態が変わらず元気なら、すりつぶした野菜や白身魚など種類を増やしていきます。
アレルギーが出てしまったらなんの食材で反応したのか分かるよう新しい食材は1日1種類で試していきましょう。
・硬さの目安
ポタージュ状から初めます。
野菜など食材だけではとろとろにならないので湯冷ましや茹で汁などを加えるとトロトロになりやすく、赤ちゃんも食べやすくなります。
慣れてきたら水分を減らしてぽってりとしたポタージュ状にしていきましょう。
・1日のスケジュール例
6:00 | 授乳 |
10:00 | 授乳+離乳食 |
14:00 | 授乳 |
18:00 | 授乳 |
22:00 | 授乳 |
1ヶ月後
6:00 | 授乳 |
10:00 | 授乳+離乳食 |
14:00 | 授乳 |
18:00 | 授乳+離乳食 |
22:00 | 授乳 |
初めはあくまでも離乳食ではなく母乳やミルクから栄養を取ります。
母乳やミルクは欲しがるだけあげて、離乳食は母乳やミルクの妨げにならないようにしてくださいね。
まとめ
離乳食の進め方についてまとめてきました。
毎日家事に子育てに大変で、離乳食も加わり更に忙しくなるかと思いますが、市販のものにも頼りながら無理せずに頑張りましょうね。
1件のピンバック
離乳食初期の進め方 – みちゃログ
コメントは現在停止中です。