トイレトレーニングの進め方
「トイレトレーニング」はおむつを卒業し自分でトイレに行けるようにしていくためのトレーニングです。
「トイレトレーニング」(以下トイトレといいます)は聞いたことはあってもどうやって進めていけばいいのかわからないですよね。
今回はトイレトレーニングをどのように進めていけばいいのかをまとめていきます。
トイトレはいつから始める?
トイトレといってもいつから始めればいいのかすらわかりませんよね。
トイトレに必要な心身の発達は1歳7ヶ月頃と言われています。
ですが、一概に1歳7ヶ月になったら始めればいいというわけでもありません。
発達には個人差があり、お子さんの「トイレに行く」ための準備が出来ているのか見極めていきましょう。
実際にトイレトレーニングを始めるのは1歳代から3歳までばらつきがありますが、具体的な目安を紹介します。
- トイレまで自分で歩いていける。
- 便座やおまるにしっかりした姿勢で座ることができる
- 大人の声かけに「はい」「いや」など簡単な言葉で答えることができる。
- おしっこの間隔が2時間以上空く。
- 「抱っこして」や「ちょうだい」など自分の気持ちを伝えることができる。
- 大人の真似ができる
これらすべてができる必要はありませんが1〜4は出来ていたほうがスムーズにトイトレが行えるのではないでしょうか。
お子さんとの関係が安定(イヤイヤ期に入ったばかりのときは避ける)し、トイトレにじっくり付き合える時間、精神的余裕があるなど保護者の状況も含めて開始時期を決めましょう。
トイトレは出来た!と思ってもできなくなったり一進一退だったりします。気長に取り組みましょう。
トイトレのおすすめの時期
トイトレのおすすめの時期は春から夏です。
薄着になる季節ですのでズボンやパンツの着脱がしやすいでしょう。
また冬の時期は洗濯物が乾きにくいためトイトレのパンツは分厚く余計に乾きづらいですね。
ですが、お子さんの発達やトイレへの興味・関心を第一にしてくださいね。
トイトレの進め方
トイトレの始める時期が決まればいよいよ進め方の流れです。
流れは以下のような形です。
- 絵本や動画で「排泄はトイレ」という意識付け
- オムツ(パンツ)をチェックして排泄の間隔を知る
- トイレに誘ってみる
- 便座に座らせてみる
上記の流れで排泄が成功したらパンツ(トレーニングパンツ)に切り替えていきましょう。
嫌がるようだったら①からやり直すなど根気よくやっていきましょうね。
【「トイレ」を知る】
トイレは食事や着替えなどとは違い普段の生活で目にすることがないため、興味を持ってもらうことから始めます。
絵本や映像教材、アプリなどを使うとお子さんが興味を持ちやすいのでおすすめです。
【トイレに行ってみる】
お子さんが興味を持ち始めたらトイレに誘ってみましょう。
トイレのイメージを良くするためトイレ内は明るく清潔にしておきましょうね。
お子さんが嫌がらなければそのまま便座やおまるに座ってもらいましょう。
ここでは無理に座らせる必要はありません。嫌がるようなら絵本や映像教材からやり直しましょう。
【1日に何度かトイレに行けるようになる】
お子さんがトイレに対して抵抗がないようなら、「食事の前後」「出かける前」「起床後」「就寝前」など生活リズムに合わせて誘い、上手におしっこやうんちが出たときには「おしっこできたね」「うんち出たね」など一緒に確認してみましょう。
そのうちに自分で「出た!」と言えるようになってきます。
【自分から「トイレ」と言えるようになる】
最初は生活の区切りで数時間おきにトイレに誘って座る習慣をつけていきましょう。
上手にできたら目一杯褒めてあげましょうね。
できるという経験を繰り返し、自分から「トイレ」と言えるようになってきます。
【パンツを履いてみる】
トイレでおしっこをすることが時々成功するようになったら、まずは昼間にパンツを履かせてみましょう。
パンツを履くと、自分がおしっこをしたという感覚がわかり、「濡れてしまったら気持ちが悪い」と感じるようになります。
そこから「トイレでおしっこがしたい」という気持ちが芽生えればトイトレはほぼ成功と言えるでしょう。
失敗を繰り返すことになりますが、決して叱らずに見守っていきましょう。
まとめ
トイトレは根気よく向き合って行くことが大切です。
また、膀胱でおしっこを貯めるということが出来ていないとお子さんが頑張ってもなかなかうまくいかないものです。
時間がかかり、お子さんもパパやママも嫌になってしまうこともあるかもしれませんがいつかはできるようになるので気長に頑張りましょうね。